好きな人と曖昧な状態が続いているとき、「一体、私たちって今、どんな関係なの？」と悩むことがあると思います。

たまにデートはするし、通話やLINEもする。
いい雰囲気のように思えるけれど、いつまで経っても彼は告白してこないし、こちらから言ってもはぐらかされて、なんとなく他の女性の存在も感じるような気がする……。

きちんとお付き合いしたい。でも、関係をハッキリさせると今までの仲が壊れてしまいそうで怖い――。

今回のコラムは、そんなとき、どのようにすれば彼とお付き合いをすることができるのか、大事なコツをお伝えしますね。

そもそも男性にとって、責任を持った「お付き合い」というのは重荷に感じるものです。

これは、お相手の女性に対する“好き嫌い”とはあまり関係がないんですね。

「お付き合い」に対してプレッシャーを感じるのはもう男性の本能的なもので、仕事だったら責任を取ることはできても、恋愛においてはとっても苦手なようです。

そんな彼に対して、女性側が取れる方法がいくつかあります。

それは、まず彼に「尽くし過ぎないこと」。

そして、彼を愛していることを「見せ過ぎないこと」です。

これは、恋愛の指南書にあるような、「駆け引き」の話ではありませんよ。

男女関係なく、人には元々、相手から何かをもらったら「お礼をしなくちゃ！」と思う、「返報性の法則」という心の働きがあります。

きっとあなたも、お祝いや贈り物だったり、ちょっとしたお土産やお手伝いなどであっても、一方的にもらったままだとソワソワしてしまうことがあるのではないでしょうか？

そう、つまりあなたが彼に必死に尽くしたり、愛しているところを見せたりすると、彼はあなたのその行動や思いに「お返しをしなくちゃいけない！」と思うんですね。そしてそれは、彼が律儀な人であればあるほど、より強くそう思うものです。

でもね、あなたもきっと感じたことがあるのではないでしょうか……？　人に「お返しをする」というのは、実はちょっと“おっくう”なもの。

あなたからもらったものが大きすぎると、彼はお返しがしんどくなってきて、「こんなにすごく良くしてもらっているのに、僕は何もしてあげられない……」と自己嫌悪に陥ってしまうのです。

「自分は相手に何もしてあげられない」という気持ちは、男性がお付き合いを躊躇する理由の一つです。

そして、このプレッシャーがあまりに大きすぎると、彼は耐えきれず、あなたの前から去ることすら考え始めます。

ですから、いくら彼のことが好きだとしても、「尽くし過ぎ」「愛し過ぎ」は禁物なのですね。

これはもう、恋愛の“好き嫌い”とは関係のない、「尽くすこととお礼の量のパワーバランス」の話です。

ですから、彼としっかりとしたお付き合いをするには、彼を“ほったらかす勇気”を持つこと。

この作戦は、あなたが今まで彼に尽くしていれば尽くしているほど有効ですよ！

彼と会わなくても、あなたがはつらつとして笑顔でいるのを見れば、彼は反射的にあなたに手を伸ばそうとするでしょう。

彼ときちんとしたお付き合いにするためには、彼に意識を向け過ぎないことも大切です。

少し難しいことかもしれませんが、「彼にプレッシャーを与えない、悩ませない」ことは、恋愛において大事なコツなのだと、ぜひ覚えておいてくださいね！