もうずっと過去のことなのに、どうにも思いにとらわれて苦しくなることはありませんか？

たとえば恋愛のことだったり、家族や仕事、お金、人間関係のことだったり……。

これを手放すことができたなら、もう一度安心して生き直せるのに、と思うような思い。

それが頭から離れず、どうしてもこだわってしまって、そのせいで先に進めなくなるような気がしてしまうことが、あなたにもあるかもしれません。

そう、その現象の名は、まさに「執着」。

あなたの心の中にあるこの「執着」が自分自身を苦しめてしまうのであれば、新年に向けてそろそろ手放してしまいましょう！

だって、あなたはもう楽になっていいんですからね。

人はなぜ、昔のことに執着してしまうのかと考えたくなるかもしれませんが、考えることで余計に執着が深くなり、苦しくなることもあります。

だから今回は、「執着を手放す」ことだけに焦点を絞ってお伝えしていきますね。

さて、「執着」を手放すにはちょっとしたコツがいります。

それは、自分自身が毎日の中で、どんな行動をしているか、どんな欲求を持っているかを、ほんの少しだけ意識してみることです。

そして、その毎日の中で生まれる小さな“欲求”を、できるだけでいいので、我慢したり妥協したりせずにただ実行してみることです。

たとえば朝、「仕事に行く前にコンビニに寄って飲み物でも買おうかな……」という欲求が頭をよぎったら、ぜひコンビニによって飲み物を買いましょう。

そして夜、お風呂に入ったとき「入浴剤入れ忘れちゃった！」と思ったら、面倒だからもういいやと思うのではなく、やっぱりちゃんと入浴剤を入れてゆっくりとお風呂につかってみてください。

こうやって、毎日の中で生まれる自分自身の小さな欲求を意識してみると、その欲求に対して「でも、まあいっか、やめておこう」が次から次に生まれてきて、意外と自分がさまざまなことを我慢していることに気付くと思います。

自分の「まあいっか、やめておこう」という気持ちに抗うのはとっても面倒くさいことですし、欲求の通りに行動するのは労力も使います。

それでも、やっぱり面倒くさがらずに、日々の暮らしの中で自分の願いを一つずつ意識して受け止め、できるレベルで叶えてあげてほしいのです。

自分自身の小さな願いを少しずつ少しずつ叶えてあげながら、２～３日ほど過ごすうちに、不思議とあなたの中にあった「執着」は、ほろほろとほどけ始めることでしょう。

不思議なことですが、日々の自分の欲求をちゃんと意識して叶えてあげることによって、あなたを長く苦しめていた「執着」は、毎日の暮らしの中でゆっくりと解放されていくのです。

苦しくて、「もうこの執着心をなくしたい」と思ったなら、そろそろこの方法の試し時ですよ！

あなたの中に生まれてくる、ほんの小さな願いや欲求の数々は、自分自身を安心させるために生まれてくるもの。

それらを無視せずちゃんと叶えてあげることが「執着」を手放していける秘訣です。ぜひ試してみてくださいね。