- Written by タロット占いラーヤ
本心を聞けない&言えないあなたへ
占い師の仕事をしていると、恋愛のご相談で「彼の本心を教えてください」というご質問をいただくことがよくあります。
逆に、「彼には直接は言えないけれど、彼は私の本心を少しは分かってくれているでしょうか?」というご質問もあります。
恋愛中って、彼に嫌われないように自分の気持ちを我慢したり、逆に彼のイヤな言動を受け入れようと妥協したりして、自分の本心を隠すことがありますよね。
それはお付き合いを始めてからも同じで、とりあえず二人の間に波風を立てず、安定した関係を築いていくためにも、なるべく自分の気持ちは我慢しようとするものです。
これは恋愛だけでなく、仕事やサークルや近所づきあい、親戚づきあいといった人間関係にも当てはまるでしょう。
しかし、あまりにも人間関係の悪化を恐れて憶病になりすぎると……その結果、ずーっと自分の本心を言えず、相手の本心を確かめることもできずに、苦しすぎて別れを選択するカップルも……。
パートナーとはお互いの気持ちを分かり合いたいはずなのに、こうなっては本末転倒ですよね。
そこでね、あなたがこうならないために、一つ覚えておいてほしいことがあるのです。
それは、自分の本心を伝えたり、相手に本心を聞いたりすることは、決してケンカを吹っ掛ける行為ではないということ。
なぜだか多くの人は、本心は「言っちゃだめなもの」だと思っています。
本心は「必ず隠されているもの」であり、本心こそが「真実」で、本心を言ったら「ケンカになる」し、相手の本心を聞いたら「傷つくもの」……なんて思い込んでしまっています。
でもね、そんなこと全然ないんですよ! 本心を言ったり聞いたりすることなんて、とても普通のことなんです。
ですから、もしお相手の言葉に疑問があったなら、「本当はどう思ってるの?」って普通に聞いてみてください。
そうしたら多分、お相手はこう答えるでしょう。
「今言ったじゃん」って。
特に男性はほとんどの場合、「口に出したこと」がそのまま「本心」です。
「本心」と「人に伝える言葉」を分けてコミュニケーションを取れるほど、男性は器用ではありませんからね。
「本心」とは、その人の「本当の心」のこと。
「本当の心」を言っても言われても、それでケンカになることはありません。
なぜなら、本心というのは決して悪い気持ちではないからです。
ぜひあなたも一度「そのままの自分の気持ち」を見つめてみてください。
すると、その自分自身の気持ちは決してケンカのタネになるようなものではないと、すぐに気づくはずですよ!
そして同時に、彼がどれだけ本心のまま話してくれているのかということにも、ハッキリと気づけるでしょう。
2021年、あなたの心にも「彼のこの言葉は本心じゃないかもしれない」という気持ちが生まれて、疑心暗鬼になることがあったかもしれません。
大事な人とのコミュニケーションほど、臆病になってしまうものですからね。
でも、それも今日でおしまい。
明日からはぜひ、あなたの周りの人たちの言葉をそのまま本心として受け取って、あなたの本心もちゃんと伝えていってくださいね。
それが2022年のあなたの大切なお役目です。
まずはあなたがそれを実行していくことで、周りの人たちも、あなたに対して同じことをしてくれるようになるでしょう。
その「本心」の輪は波紋のように広がっていって、あなたの周りには誠実でウソのない、安心な世界が始まっていくでしょう。
あなた自身の心も、早く自分の本当の気持ちを伝えてもらいたいと思っているはずですよ!