恋をしたいなあ……。恋人がいればなあ……。

恋愛をしばらくお休みしていると、「今年こそ幸せな恋愛がしたい！」と思ってアプリなどに登録してみてもあまりに現実味がないし、「そもそも恋愛ってどうやるんだったっけ……？」なんて愕然とすることがあるかもしれません。

恋愛から遠のいていると、恋愛をするにも「準備」が必要だったことをすっかり忘れているものです。

さて、その「準備」とはいったいどんなものかというと……？

まずは、あなたの生活範囲に目を向けてみてください。

職場やその行き帰り、毎日のちょっとした買い物や宅配便の受け取りなどで、何かしら人に会うことがありますよね。

そんなとき、お相手が同性でも異性でも、その人の目を見て、もし名札をつけていたら名札を見て、呼べるなら名前を呼び、その人を「人格のある人間」として意識する。

ただこれだけです！

もちろん、その人が恋愛相手になるとは限りません。

でも、「この人にも名前があって、生活があって、喜怒哀楽があるんだな」と意識してそのお相手を見てみることで、あなたの“エネルギー”は自動的にその人に向かいます。

その人が恋人として適切かどうかをジャッジするということではなく、ただ純粋に、「人に意識を向けてみる」だけでいいのです。

あなたからすれば、「こんなにあからさまに他人を見つめたら、ちょっとはしたないんじゃない？」と思うかもしれませんね。

でも、考えてみて。あなたはこれまで恋愛を少しお休みしてきましたよね。

ですから、まだ準備段階のあなたの“エネルギー”はちょうどよいくらいのパワーで相手に届くのです。

そう、「興味・関心」、そしてうっすらとした「いい感じ」としてね♪

あなたがこうやって他人に対する“エネルギー”を向けると、お相手も当然その“エネルギー”に反応し、あなたに対してうっすらとした「いい感じ」を持ち始めます。

このように、日々すれ違う他人との“エネルギー”のやりとりが少しずつ始まると、お相手が同性異性に関わらず、そして恋人、友だち、上司や部下などの立場に関わらず、お互いの中に、相手に対する「いい感じ」が育ち始めるのです。

つまり、恋愛に進む「準備」とは、いきなり好きになれる人を見つけることではなく、“なんとなくいい感じ”の「善き隣人」を育てる作業なのです。

まずはしばらくこの作業を続けていると、だんだんと大勢の他人の中から、上司は「善き上司」に、部下は「善き部下」に、友人は「善き友人」に、そして恋人としてバランスが取れるお相手は「善き恋人」に……と、自然と枝分かれしていくでしょう。

恋愛の仕方を忘れてしまったというあなた、まずはぜひこの「善き隣人」を育てることを意識してみてくださいね！

この方法を知っていれば、恋人はもちろん、友人も、よき職場環境も作ることができますよ♪