気になる人ができると、お相手の顔を見たり、すれ違ったりするだけでも一日中うれしいものです。

さらに挨拶するようになったり、おしゃべりができるようになったりして、恋が育っていくプロセスはとても幸せですよね。

でも、ある頃からなぜか恋が「苦しい」と感じるようになってくる……。

期待通りに関係が進まなかったり、彼の前で上手に振舞えなかったりして、ほんのちょっとずつ傷つくことが増えてきて……。

悲しい恋がしたいわけじゃないのに、どうしても苦しくて、この気持ちが「好き」なのか、「執着」なのか、分からなくなることってありませんか？

自分でも「執着」になってしまったら良くないと思うからこそ、ちゃんと「好き」でいたいと思うもの。

だって「執着」というのは、心と時間を蝕んでいくものだから。

では、自分の恋心が、本当の「好き」なのか、ただの「執着」になってしまっているのか、どうやって見極めればいいのでしょうか？

この二つの違いはね、ズバリ、好きな相手のことを「応援」できるかどうか？　です。

自分自身にそう問いかけてみると、答えはすぐに出るはずですよ。

「うん、彼を応援したい！」と思ったあなた、その気持ちはどんなに離れていてもきっと彼に届いていますよ！

反対に、「うーん、それはなんだか難しいかも……」と思ったあなた。

「応援」じゃなくて、彼にもっともっと“イヤな気持ち”をぶつけたい気分になったあなた。

そう、その思いが「執着」の正体です。

その気持ちは「好き」とは全く違うもの。そして、その気持ちは彼には決して届きません。

なぜなら、「執着」からくる気持ちというのは、相手に向かっているのではなく、あなた自身の中でぐるぐると回っているだけだからです。

「執着」というのは、相手に対する気持ちのように見えて、実は自分自身へと向かっているのですね。

だから執着心があると心がとっても苦しいし、さらにはお腹を壊したり、頭痛がしたりと、あなたの体を蝕むことだってあるんですよ……！

もしあなたが「彼を応援できない」と思ってしまうとき……ぜひ試してみてほしいことがあります。

それは、そのぐるぐると渦巻く執着心を自分の中から「外」に出してしまうこと！

実は、あなたの体の中で渦巻いているそのもやもやした気持ちは、物理的に外に出してしまうことができるんです。

執着心があるときはどうしても体も動かしにくくなっているので、ちょっと面倒くさいと思うかもしれませんが……ぜひ「えいやっ！」と体を動かして、「一人カラオケ」に行ってみてほしいのです！

カラオケが苦手な人は、家の中で歌を歌うのでもいいですよ！

歌うのはロックでも歌謡曲でも洋楽でも童謡でも、どんな歌でもOKです。

とにかく、苦しくなったら「外」に向かって声を出す。息を吐き切る。

こういったことをするだけで「執着」はカンタンに外に出ていきます。

そうしたら……あなたの体の中には、正しくお相手を「好き」と思える気持ちだけが残るでしょう。

「執着」しているときには、「執着」を手放すことすらもったいないように感じるかもしれません。

なぜなら、「執着すること」は「愛すること」に似ているため、彼に「執着」している間は、自分の心があたたかくて気持ちよく感じるからです。

でも、大丈夫。「執着」を外に出してしまえば、あなたの中には彼への、もっとうれしくてもっとハッピーな“恋心”だけが残ります。

こうすることで、あなたはもっと幸せに彼に恋できるのですよ！

ですから、苦しいときはぜひたくさん歌って、安心して「執着」を手放してくださいね♪