好きな人ができると､とっても臆病になってしまいますよね｡

彼は､どんなタイプの女性が好きなんだろう?
髪型の好みは? ファッションは?
LINEは､どんな言葉をチョイスするがいいのかな?
絵文字はどれにしようか?
いつ連絡すれば返事が来るかな?

……なんてね｡

彼のことを深く好きになればなるほど､彼の好みやご機嫌が気になってしまうものでしょう｡

もしあなたが今､そんな風に臆病になりすぎているなら……｢これだけはやっちゃダメ!｣というたった一つのことをお伝えしたいと思います｡

それはね､つい｢彼好みの女性｣になろうとしてしまうこと｡

彼を好きになると､彼にとって好ましいことばかりを探してしまいませんか?

例えば､LINEのタイミングや言葉のチョイスだとか……なるべく彼から変に思われないようにと気を遣いすぎてしまうかもしれません｡

でもね､仮に｢彼好みのもの｣を見つけることができて､あなたがその通りに実行していったとしても……彼はあなたのその努力には気付いてはくれないでしょう｡

なぜなら､彼にとってそれは､｢自然なこと｣過ぎるから｡

以前のコラム(※2018/10/19｢気になる彼の心をつかむには?｣)でもお伝えしたように､恋は｢違和感｣から始まります｡

｢違和感｣とは､つまり彼にとって､あなたがある意味｢不自然な存在｣であるということです｡

あなたの存在が､彼の周りにいる人とは｢何かが違う｣｢どこかが違う｣と感じるから､彼は初めてあなたを｢あなた｣として認識し出すのです｡

あなたが彼にとって｢自然な存在｣でいる限り､彼は｢あなた｣を見つけることもできないでしょう｡

そしてもう一つ､｢彼がどんな人を好きか｣は､｢彼の恋愛感情｣とは関係がないのです｡

だって考えてみてください｡
あなたが彼を好きになった理由は､｢彼が好みのタイプだから｣でしたか?

きっとそれだけではないですよね｡

好きになってみて､｢なぜ私はこの人を好きなんだろう?｣なんて思うこともあるはず｡

あなたは､きっと｢彼が彼だから｣好きになったのです｡

それと同じように､あなたと彼が愛し合うためには､｢あなたが彼の好みであるかどうか｣はほとんど関係がありません｡

(もちろん､｢彼好みの女性｣になることが全くの無意味､というわけではなく､お付き合いを始めたあとなら､彼が"あなたと別れにくい理由"にはなりますから､ぼちぼち考えてもいい……くらいの感じです)

彼だって､あなたのことを異性として意識し始めるとき､｢なぜ彼女のことが気になるんだろう?｣と思うはず｡

でも､その答えは､決してLINEや容姿など彼の目に見える｢何か｣ではなく､うまく言葉では言えない｢小さな引っかかりがあるから｣なのです｡

そして､その｢引っかかり｣は､あなたが｢あなた｣でいることで生まれてくるものです｡

ですから､ぜひ素直なあなたのままで､思い切り彼を好きでいてくださいね｡