何かを占ってもらう時って､とても不安だったり､心配だったりする時ですよね｡

新しいことを始める時に､何に気を付ければいいかを知りたかったり､恋をしている時に､彼の気持ちを知りたくなったりすることが多いかと思います｡

｢占い｣とは本来､｢どうすれば安全に生きていけるのか?｣を見るためのもの｡

古代の｢占い｣は､凶作による飢饉や､よそ者が攻めてくることへの恐れなどから身を守るために行われていたものです｡

それは現代でも同じで､占うことが｢気象の変動｣から｢彼の気持ち｣に変わっても､やはり｢占い｣とは､私たちが｢恐れから身を守るため｣にあるのです｡

ただし､ただ一つ､｢古代の占い｣と｢現代の占い｣には大きな違いがあります｡

それは､｢長老｣という､"知恵を持つ存在"がいないことなのです｡

古代の占いは､｢占い(巫女)+知恵(長老)｣でワンセットでしたが､現代の占いは､占い師だけで行われています｡

つまり､今の占いはあくまで｢占う｣だけで､｢そのあとどうすればいいか?｣という｢知恵｣をお伝えできていないことがとっても多いのです｡

ね､ここまで聞いて分かったでしょう｡
たとえ､鑑定結果があなたの望まないものであったとしても､そこだけを聞いてがっかりするのはまだまだ早い｡

あなたが｢彼の気持ちを知る｣だけの占いを利用したとき､それは鑑定結果の｢半分｣だけしか受け取っていないと思っておいてください｡

本当はまだあと｢半分｣､一番重要な｢じゃあ､どうすれば彼とうまくいくのか?｣の答えが残されているということなのです｡

ですから､鑑定結果だけを聞いて一度はがっかりしても､気に病む必要はまったくありませんよ｡

それが､あなたにとってどんな悪い結果であっても､あなたの目的を達成するための方法､知恵は無限にあるからです｡

｢占い｣はね､そもそもリスクや､うまく進まない部分を知るためのもの｡

そして､それをただ知っただけの状態では､不安や心配になるのは当たり前です｡

そのリスクを知った上で､どうすれば克服できて､より良い成果に繋げられるのかを見るまでが､本来の｢占い｣の役目なのです｡

｢占い｣というのはそうやってあなたの不安を拭い去り､可能性を示すものであるということを､ぜひ覚えておいてください｡

それさえ知っていれば､あなたはこれから占いでどんな結果が出ても､残り半分の｢じゃあどうすればいいか?｣を占い師さんに聞くことができますし､その手段を知ることこそが､占いの本当に重要な部分なんだと分かるはず｡

そうすれば､きっとこれからは､占いでどんな結果が出ても安心して受け止められるはずですよ｡