大好きな人とケンカしてしまい､｢嫌われちゃったかも､どうしよう｣と思ってしまうときってありますよね｡
今回はそんなとき､どう考えてみればいいかをお話しますね｡

恋をし始めたときって､彼から愛されることで頭がいっぱい｡
｢彼､これは好きかな? これをしたら嫌われちゃうかな?｣って一生懸命になります｡

そんな時､ほんのちょっとだけ意識してほしいことがあるのです｡

それは､｢仲良く｣なるために､あなたがガマンしすぎないということ｡

最初のころはどうしても､まず｢仲良く｣なることを目指して､ケンカにならないようにあなたがガマンしたり､あなたの本意ではないけど､彼にとって良かれと思うことをしてあげたりしますよね｡

でも､せっかくそうしてみたのに､彼の反応が思った通りでないと､｢じゃあいったい､私はどうすれば愛されるの?｣と身動きが取れなくなることもあります｡

もちろん､彼と仲良くなりたいという気持ちはよくわかります｡
でもね､彼とはケンカしてもいいんですよ｡
ケンカするのも彼との｢きずな作り｣です｡

彼の前でいつでも笑顔でいないといけないわけじゃなくて､時にはムッとしてみたり､機嫌が悪いまま黙り込んでみたり､言い合いをしたりしても大丈夫なのです｡

彼と深い仲になっていくには､2人の間に糸の結び目をたくさん作って､きずなの数と種類をとにかく増やすこと｡

2人の相性はいいの? 悪いの? 私たちは友だちなの? 恋人なの? と不安になることもあるかもしれないけれど､それよりなにより､彼との関係を深めたければ､まずは2人の間にある結び目の数を増やすことを目指してみてください｡

それが増えれば増えるほど､あなたと彼との関係は深く強くなっていきます｡
そうやって2人の関係を深く強くすることが｢彼とのきずなを強くする方法｣なのです｡

きずなの種類には､｢心｣だけでなく｢時間｣や｢労力｣を使ったりと､いろいろなものがありますよ｡

たとえば､朝に挨拶し合うきずな｡
お昼を一緒に食べるきずな｡
体調を心配し合うきずな｡
笑っておしゃべりするきずな｡
ケンカしてめちゃくちゃになってできるきずな｡
おたがいに勉強し合うきずな｡
おやすみを言い合うきずな｡

――こんな風に､きずなには無限に種類があって､つなごうとすれば､男女関係なくどんな人とも､いくらでも結び目を作ることができるのです｡

それに､100個結び目を作ることができれば､もしひとつくらいダメになったって､まだまだ99個あるから平気です｡
そして残り99個の結び目でお相手とちゃんとつながっていれば､だめになったように見えたひとつもまた復活します｡

ですから､きずなの数を増やすためにも､彼に向ってもっと自分の気持ちを惜しげもなく公開してみてください｡そして､彼に何かを与え､彼からも何かをもらってくださいね｡
その都度､2人の間にきずなの数は増えて､2人の仲は深まっていきますよ!