生きていれば､悲しくて泣きたくなることがあります｡
苦しくて､胸が痛くて､涙がこぼれる時も……｡

でも､できればそんな思いはしたくない｡
今より幸せを感じられたなら､もっと周りにも優しくできるのに……｡

大人になったし｢いろんなことがあってこそ人生｣とわかってはいても､苦しいのはもうこりごりですよね｡

今回のコラムは､そんな切ない思いを抱えたあなたのために､安心な幸せを引き寄せられる方法をお伝えしましょうね｡

ひとつ､カンタンな方法がありますよ｡
これは2～3分あればできるので､ぜひ思いついたときに試してみてくださいね｡

まず､家でリラックスしているとき――たとえば､お風呂上りや､のんびりテレビを見ているとき｡くたびれてベッドに寝転がっているときなどですね｡
メイクはしたままでも大丈夫ですが､手はきれいに洗っておいてください｡

まず､両手で｢顔｣を包みます｡
そのまま目元を少し抑えて､涙をぬぐうときみたいに､目じりに向って優しくなでたり､何回かに分けて優しく抑えたりしてみましょう｡

その時､きっと自分で感じるはずです｡｢ああ､肌がしっとりしてるな｣とか｢ちょっとカサカサしてるな｣とか……｡

そうやって､目をつむったまま､額や頬､あご､首すじ､耳の後ろなども触ってみてください｡
両手で顔を挟んで少し抑えてみてもいいし､髪の生え際に触れたときの感触なども味わってみてください｡

手で十分に顔に触れたころ――あなたは不思議と｢ああ､大丈夫｣と感じていることでしょう｡
そのまま｢ああ､大丈夫｣と言葉に出して言ってみてもいいですよ｡

実はね､人間にとって､｢顔｣はとっても大切な部分｡
｢顔｣がすべての運気を決めるといっても過言ではありません｡

美人やイケメンが大事､という意味ではなくて､その｢顔｣が｢自分のものだ｣と感じることが最重要なのです｡

だから､あなたにとっての｢幸せ｣を呼び込むためには､あなたの持つその｢顔｣の力を思い出すことがとても大事なんですよ｡

この｢おまじない｣には､あなたのしんどさを消してしまうだけではなく､安心な｢幸せ｣を運んでくれる効果があります｡
自分の｢顔｣のパワーを使えば､言葉のとおり､あなたの元に｢ああ､大丈夫｣なことだけがやってくるんです｡

しんどいときは､ぜひ自分の｢顔｣の存在を思い出して､丁寧に触れてみて､｢顔｣の力を引っ張り出してあげてください!

普段は鏡を見ないと忘れちゃう自分の｢顔｣をもっと､いつでも思い出してあげてほしいのです｡
その､あなたの優しい手を使ってね｡