あなたは好きな彼からちょっとイジワルなことを言われたことがありませんか?
その時､きっとあなたは傷つき､｢この人は私のことを好きじゃないのかも……｣と思ったことでしょう｡

でもね､彼はあなたをキライだからイジワルを言うわけではないはずですよ｡

会話というのは､相手の出方や反応を見ながら行うことがほとんどです｡
特に2人が恋愛関係にある時は､たとえあなたがまだ｢片想い｣だと思っている段階だとしても､会話の中でお互いに､自分の言葉に相手がどう反応するのかを探り合っているんですね｡

そして､人は自分が何も感じない相手には決してイジワルなことを言いません｡
なぜなら､多くの人にとって自分が差しさわりなくそこに存在することこそが､うまく生き抜く方法だからです｡

つまり､彼があなたに何の感情もないのであれば､｢絶対に｣自分から関係を悪くするような言葉は言わないのです!
もし､彼にとって何の関係もないような相手であれば､あとで何を話したかも覚えていないような会話しかしないはずですよ｡

ですから､もし彼が､あなたを何らかの形で｢傷つける｣ような言葉を発した時は､彼もあなたのことを意識しているということなのですね｡

そう聞くと､あなたはきっとうれしいと思うかもしれません｡
でも! 彼があなたを意識していることが｢イジワル｣という形で表現されていることに注意してくださいね!

いくら彼があなたのことを意識していても､好意を｢イジワル｣で表現するのはとっても未熟な方法です｡
恋愛の一番はじめのところで､彼の男性性が否定的に出現するのは要注意のシルシなのです｡

なぜなら､その｢イジワル｣は彼のあなたに対する関心が育てば育つほど､ますます大きく強いものになるから……｡

好きになり始めの時には､彼のそういう言動がクールに見えたり､いわゆるツンデレに感じたりすることがあるでしょう｡
(女性向けのコミックや小説なども､導入部は男性キャラクターがツンデレで始まるストーリーがたくさんありますよね)

そしてその先､あなたはそんな彼が時折､自分だけに見せてくれる｢やさしさ｣を探し始めることでしょう｡

だけど気を付けて｡

はっきり言いましょう｡
それこそが､あなたのつらいつらい恋の始まりになるということを……!

あなたは､100の中のたった一つの｢やさしさ｣を見つけるために､99の｢イジワル｣を我慢しますか?

あなたはこれからもっと幸せに､やさしく､人からも尊重されながら人を愛し､自分を愛するのです｡

その彼は､本当にあなたが幸せな恋愛をしていける相手ですか?

彼の｢イジワル｣が､あなたの｢大切なもの｣を少しずつ消耗させ始めたら､そんなお相手とはサヨナラですよ!

今､あなたの人生のほとんどは､大切で快適なもので満たされているのです｡
それをちゃんと尊重してくれるお相手と､幸せな恋をしていってくださいね｡