好きな人の前では､恥ずかしいようなうれしいような笑顔がついつい出てしまいますよね｡

だけど､やっぱり恥ずかしくもあって､彼にアピールしたいような､したくないような……自分でもよく分からない振る舞いをしてしまうことがあるのではないでしょうか｡

たとえば､ついぎくしゃくとした挨拶をしてしまったり､するはずのないミスをしたり､果ては彼に冷たくしてしまったり……｡

自分でも､｢なんのこっちゃ……!｣と思ってしまうほど､好きな人の前では上手に振る舞えなくなるものです｡

こんな風になっちゃう気持ち､本当によく分かります｡
今回はね､そんなあなたにこそ読んでもらいたいコラムです｡

もし､彼と顔を合わせるのがすごーく恥ずかしくて､もうどうしていいのか分からないようになった時にぜひやってみてほしいことがあります｡

それは……とにかく彼の前では､ひとつひとつの動作のスピードを落として､ゆっくりと振る舞ってみることです!

たとえば彼に挨拶する時は､これまでよりもゆっくりとした口調で｢おはようございます｣と声をかけたり｡

彼になにかを渡す時には､指先をそろえて丁寧に置いたり､優しく手渡すようにしたり｡

彼の前を歩く時には､意識して背筋を伸ばして､ゆっくりとしたスピードで歩くようにしたり｡

そう､たったこれだけです!
いろいろ考えて意識してしまうと自分の行動がよく分からなくなってしまうので､まずはとにかく｢スピードを落とすこと｣をしっかり意識してみてください｡

恋心とは､相手を｢大切｣だと思う気持ちです｡

それは｢尊敬｣や｢尊重｣することでもあり､お相手という人間の｢尊厳｣を最大限に評価することでもあるんですね｡

ですから､お相手のことを大切に思う気持ちこそが｢恋心｣なのです｡

ということはつまり､あなたの｢恋心｣を彼にちゃんと伝えるには､あなたが大切なものを扱うように､彼のことを大切に扱ってあげればいいのです｡

大切なアクセサリーや､大事なペット､ほかにもたとえば実印とか……｡そういう大事なものを扱う時って､きっと両手で､丁寧に落とさないように､傷つけないように大切にそっと持ちますよね｡

彼と接する時にも､それと同じようにゆっくりと動くといいのです｡
彼のことを大切にしている気持ちを彼に分かりやすく伝えるためには､｢ゆっくり｣と彼に接する――これだけでOKなのです｡

あなたのそういった振る舞いは､言葉にしなくても､彼からは｢僕を尊重してくれている振る舞い｣にちゃんと見えるもの｡

そして､彼はあなたのその振る舞いから､｢彼女は僕のことを大切にしてくれているんだな｣｢僕のことを好きなんだな｣と理解できるというわけです｡

ついつい好き避けしてしまいそうになる気持ちは分かるけれど､彼にあなたの恋心と､彼を大切にしている心を伝えるためには､とにかく彼に対する丁寧で優しい振る舞いが必要です｡

人はね､誰しも｢大切にされたい｣と思っているし､｢大切にしてくれる人｣を好きになります｡

ですから､ぜひ試してみてくださいね｡あなたの恋心はきっと､すぐに良い方向で彼に伝わりますよ!