- Written by タロット占いラーヤ
心が傷ついたとき、どうすればいい?
心がとてもとても傷ついて、日常生活すら送るのがつらい。
毎日を暮らしていると、そういう時がありますよね。
もう五感をすべて閉じたくなるような、そんな時。
仕事に行かなくちゃだけど、体が動かない。お化粧を落とさなくちゃだけど、体が動かない。
それでも、わたしたちは生き抜かなくてはなりません。
もし、あなたの生活の中で、心が深く傷ついてダメージを負ってしまう時がきたらどうすればいいのでしょうか?
答えは一択です。
そういう時は、とにかく眠りましょう!
本当は、自然と目が覚めるまでぐっすり眠れるといいのですが、難しければほんの5分でも10分でもかまいません。
たとえ眠れなかったとしても、横になって目をつぶってみてください。
大切な仕事があるかもしれないし、子育てだって介護だって、目の前のことからは逃げられないかもしれません。
それでもとにかく「今」、ほんの何分かでも眠ってみましょう。
苦しいことがあると、目が覚めてしまって長く眠れないこともあるかもしれませんが、それでも、無理やりにでも眠ってほしいのです。
なぜなら――眠ることで、悲しみや苦しみの原因そのものは消えなくても、「心の傷」、つまりあなたが心に負ったダメージの方は確実に癒やすことができるからです。
悲しみや苦しみの感情や記憶を小さくするには時間が必要だったり、上書きできるくらいの物事が必要だったりするけれど、その出来事によってつけられた「心の傷」の治し方は体の傷の治し方と同じです。
眠れば眠るほど、あなたの「心の傷」は癒え、それとともに体の修復もなされていきます。
苦しい最中は、「悲しみ」も「苦しみ」も「心の傷」もごちゃまぜに感じるし、この苦しい時が永遠に続くような気持ちになりますが、まずは眠ることで「心の傷」の方は格段に楽になりますよ。
そして、目が覚めた時――あなたは「ああ、まだ悲しいけれど、それでもあの胸の痛みは癒えているな」と、きっと気づくことでしょう。
わたしたちは、生きていればどうしても悲しみにさいなまれてしまう時があります。
それでも、眠ることでちゃんと傷は癒え、安心はやって来るのです。
どうか優しい眠りについてくださいね。
「悲しみ」は「時間」が癒し、「心の傷」は「眠り」が癒してくれますよ。