今回は､前回に続き｢男性の本気度｣について､ハッキリと答えを出していきますよ｡

女性の｢すっごく愛してる｣は､｢本気で愛してる｣｡
男性の｢すっごく愛してる｣は､ただの｢すっごく愛してる｣というお話を前回しましたね｡

もしあなたが彼との結婚を目指しているのなら､彼の｢すっごく愛してる｣を｢本気で愛してる｣にさせなければなりません｡
なぜなら男性は､｢本気｣にならないと結婚はしないからです｡

でも! ただ｢愛｣があるだけでは､男性は｢本気｣にはならない……｡
彼があなたにどんなに愛情を持っていても､それだけでは彼の｢本気｣には繋がらないのです｡
それでは､男性が｢本気｣になるために必要なものとは……?

その答えは――ズバリ｢時間｣｢距離｣｢労力｣｢財産｣です｡

もちろん､恋のスタートに愛情が必要なのは当然のことですよ｡
でも､二人の関係を持続させ､具体的に進展させようとするとき――愛情とは全く関係ない､女性からすれば何の面白味もないこれらのものが､男性にとってはとても重要だということです｡

だから､たとえば二人のお付き合いがもう長いとか､遠距離を行き来する回数が多いとか､彼があなたにお金をたくさん使っているとか――そんな風に､二人がこれらの条件をすでに共有できている仲なのであれば､あなたがしびれを切らさない限り､彼とはそのうち結婚できるはずですよ｡

男性にとっては､｢めんどくさい現実的なことを相手と共有できているとき｣こそが､｢本気の恋愛をしているとき｣なんですね｡
だから､男性が浮気めいたことをしたとき､自分で｢たかが浮気｣などと言うのはそういうことです｡

男性にとっては､いかに自分の｢時間｣｢距離｣｢労力｣｢財産｣をかけたかが｢本気度｣のバロメーターなので､なんの手間暇もかかっていない､ただの遊びの｢浮気｣に､なんで女性はそんなに目くじら立てるの?――と思うわけなのです｡

女性の｢本気度｣は､相手への｢愛情｣の強さで決まり､男性の｢本気度｣は､相手にかけた｢時間｣｢距離｣｢労力｣｢財産｣の量や長さで決まるということを､ぜひ覚えておきましょう｡

そうそう､前回｢彼に何か『お願い』をしてみること｣を宿題にしたのを覚えていますか?
実はこれは､彼にちょっとしたプレッシャーを与えて､あなたに対して｢労力｣を使ってもらうための作戦なのです｡
彼にちょっと声をかけるだけでも､彼のあなたに対する｢労力｣貯金はたまりますよ｡

愛し愛されて､お互いに尊敬し続けられる関係でいるためには､男性にもほんのちょっと｢労力｣を使ってもらうことがとても重要です｡
もし､彼に時間もお金も使わせず､あなたが一方的に尽くすばかりで｢私って彼にとって都合のいい女なのかも……｣と悩んでいるのなら､ぜひ小さな｢わがまま｣を彼に伝えて､彼にもあなたに対する｢労力｣を使ってもらい､ちょっとずつ彼の｢労力｣を貯金していってくださいね｡

また､彼にちょっとお願いをしたなら､彼がすぐに動いてくれなくても待っていてください｡
男性は催促されるのがキライですから､一度声をかけたら彼のペースで動いてもらえるのを待ち､二度目に声をかけるのは､ほとぼりが冷めてからにしましょう｡

彼にとって､｢都合のいい女｣ではなく､たまには｢重くて面倒な女｣になってみることも､彼に本気になってもらうためには大事なことですよ｡