今回のコラムは､｢不倫の恋｣について｡

既婚での恋は考えることが多くて､一人でいるとき､とても苦しくなりますよね｡

今回は､そんな苦しい恋をしているあなたに､どうやってこの恋を乗り切ればいいのかをお伝えしたいと思います｡

まず､頭に置いておいて欲しいことは､｢恋｣というのは､あなたと彼の｢二人のもの｣だということです｡

不倫とは､どうしても｢第三者の存在｣を感じてしまう恋ではありますが､やっぱりこの恋は二人のもの｡

なぜなら､第三者の存在によって､彼のあなたに対する｢愛情の量｣は変化しないからです｡

それを踏まえた上で言うと……不倫の恋において､もしあなたが進展を望むならば､まずは｢覚悟｣を持つことが大切だということ｡

何の覚悟かというと――それは｢結婚しないかもしれない覚悟｣､｢子どもを授からないかもしれない覚悟｣です｡

もし､彼やあなた自身が苦労の末に離婚できたとしても､そこからはまた､｢お付き合い→結婚｣という独身同士のプロセスが待っていますから､時間的な覚悟が一番必要なのは間違いないでしょう｡

もう､100年足らずの自分の人生をフルに使うつもりでね｡

そして｢どんなに時間がかかってもいい､あの人が欲しい｣と思えるかどうか｡

彼の人生を生きることができるかどうか｡

そんな覚悟が持てるかどうかを､まずは考えてみてください｡

もし､ここで｢そんなのとんでもない!｣と思ったなら……きっとそろそろ､その不倫の恋は潮時でしょう｡

でも､｢よし､覚悟を持とう!｣と思えたあなたは､いよいよ次のステップです｡

恋愛をしているとき､女性はどうしても｢彼からもっと愛されたい､もっと深く愛し合いたい｣と思いますよね｡

不倫のように第三者がいるときの恋は､まるで｢片思い｣がずっと続くような感覚になっていて､一生懸命に恋愛しようとします｡

深く愛されることが､恋の苦しみから抜け出すための必勝法のような気がして､彼の愛を得ようとして悶々とすることもあるはずです｡

でもね､以前のコラム(※2018/11/30｢男性を｢本気｣にさせる方法(後編)｣)でもお伝えしたように､｢男性の本気度｣は､いかに男性自身が相手に｢時間｣｢距離｣｢労力｣｢財産｣をかけたかで決まります｡

もし彼が離婚するなら､その理由は｢今の奥さんよりもあなたを愛したから｣ではなく､彼が貯めた財産の蔵を奥さんにつぶされたり､奥さんから彼のかけた時間と労力を無にされたりしたからです｡

――つまり､極論を言うと､不倫の恋の成就には､彼に｢より愛されるための努力｣はいりません｡

既婚者だと､経済的にも労力的にもできることには限りがありますから､不倫の恋でお互いに努力できるのは｢時間｣｢距離｣｢労力｣｢財産｣のうちの､｢時間｣の部分だけなのです｡

そう､だから｢時間がかかること｣に覚悟を持つのが､不倫の恋を成就させるためのエネルギーになるのです｡

｢不倫の恋｣と｢普通の恋｣の違いは､その時間的スパンのみなのだと､覚えておいてくださいね｡