独身同士の恋でも、結婚していても、「好き」だから一緒にいたいし、「好き」だから相手のために何かしてあげたい。きっとあなたも、そう思って恋愛をしていると思います。

でも、実は「好き」には男女によって異なる形があって、あなたが彼に求める「好き」の形によって、手に入る「恋愛成就」の形が決まってくるのです。

これまで私が占いをしてきて分かったのは、男性の「好き」の形には2種類あるということ。しかも、その2種類は“共存”するようだ、ということです。

その2種類とは、

1、パートナーのために時間や労力を使って「物質的なメリットを提供できる好き」

2、パートナーのことをとにかく好きで愛している「精神的な好き」

たとえば、結婚すると、夫婦は互いに時間や労力や金銭的なメリットを配偶者に提供しますよね。

ここで男女の違いが現れてくるのですが、まず女性の場合、「精神的な好き」を感じられるパートナーだからこそ、物質的なメリットも提供したいと思うものです。

でも、男性は少し違っていて、たとえ「精神的な好き」を感じるパートナーではなくても、決まったペアの相手であれば、物質的なメリットを提供することができるようなのです。
女性には分かりにくいですが、男性にとっては、これもある意味ひとつの「好き」の形なんですね。

でも、もちろん男性だって女性と同じように、「精神的な好き」はちゃんと感じます。
それは、女性が男性に感じる「好き」と同じで、恋愛しているときの「相手が愛しくて、大切で、欲しい」と思う心の動きです。これは女性にとって分かりやすい「好き」の形と言えるでしょう。

じゃあ、何が分かりにくいのかと言うと……女性が理解しにくい男性の特徴として、男性というのは「物質的なメリットを提供できる好き」の相手と、ただ本能的に愛しいと感じる「精神的な好き」の相手が別々に存在し“共存”することがある、ということなんですね。

たとえば不倫の恋をしていると、女性は彼の気持ちがとても気になって、占いにお出でになる方のほとんどは「彼の気持ち」をお聞きになります。

でもそんな時、彼を占ってみると、たとえ不倫だろうがなんだろうが、彼はちゃんとお相手のことを愛しているものです。

その答えを聞いて女性は、「彼が本当に私を愛しているなら、今のパートナーとは別れて私とパートナーシップを結ぶんじゃないの？」と当たり前のように思うでしょうね。

でも、彼はそうそう離婚することはないでしょう。

なぜなら、男性は女性に対して、女性と同じ「精神的な好き」を感じていなくてもパートナーシップを結べますし、逆に女性と同じ「精神的な好き」を感じているからと言って、その相手に物質的なメリットを提供するとは限らないからです。

さて、あなたは彼からどちらの「好き」が欲しいですか？

彼が「物質的なメリットを提供してくれる好き」がいいでしょうか？

たとえ物質的なメリットはなくても、彼と愛でつながれる「精神的な好き」がいいでしょうか？

もちろん、「愛」と「物」、両方が手に入れば言うことはありません。でも、もし片方しか手に入らないとしたら、どっち？

もしあなたが彼との「結婚」を目指したいと思うのであれば、あなたが彼に求めるものは「物質的なメリットを提供する好き」になります。なぜなら「結婚」は、お金、財産、家といった「物」のやり取りを含む関係性だからです。

逆に、占いで彼の気持ちを聞くほど彼の愛が欲しいのであれば、あなたが求めるものは「精神的な好き」ということになりますから、彼には物質ではなく愛を求めることで、彼と「精神的な恋愛関係」で結ばれることができるでしょう。

彼と「物質的なメリット」＝「結婚関係」でつながりたいか、「愛」＝「精神的な恋愛関係」でつながりたいか。さぁ、あなたはどちらの「恋愛成就」を望むでしょうか？

彼との関係が長くなればなるほど、そろそろ自分自身が手に入れたい「恋愛成就」の形をはっきりさせるときかもしれませんよ。