大人の恋愛秘密基地

Written by タロット占いラーヤ
恋が思い通りにならず苦しいときは?

恋が思い通りにならず苦しいときは?

わたしたちは人間関係において、つい「相手に期待しすぎてしまう」ことがありますよね。

家族にも、友だちにも、そして好きな人にも……。

特に恋愛では、お相手に対する「もっとこうしてくれたらいいのに」という気持ちが大きくなりすぎて、それがだんだん愛着や執着となり、自分自身を苦しめてしまうこともあるかもしれません。

そこで今回は、お相手に期待したくなる気持ちを上手にコントロールして、二人の間によりよい絆を作る方法をお伝えしましょうね!

さて、人間関係の悩みの多くは、お相手への期待が大きくなりすぎていることが原因の場合がほとんどです。

ですから、もし彼との関係が思い通りにいかず苦しくなったときは、ちょっとだけ立ち止まって、自分自身が今、彼に対してどんな気持ちを持っているのか、自分の心の中をのぞいて確かめてみてください。

そうすると……、ほとんどの場合、自分の心の中に、彼に対する「どうして○○してくれないの?」という気持ちが見つかるはずですよ。

「どうしてLINEしてくれないの?」
「どうしてわかってくれないの?」
「どうしてそんなことするの?」

あなたの感じるそれらの憤りは、お相手への期待が大きくなりすぎたときに生まれやすいもの。

でも、あなたのその思いは、強いわりにお相手には伝わりにくいため、いつまでも歯がゆい思いをすることになるでしょう。

そういうとき、あなたの気持ちに隠されているのは「彼」という“主語”です。

「『彼』はどうしてLINEしてくれないの?」
「『彼』はどうしてわかってくれないの?」
「『彼』はどうしてそんなことするの?」

――そう、あなたが人間関係で憤りを感じているときは大抵、「なぜ?」「どうして?」と、頭の中がお相手のことでいっぱいになってしまっているんですね。

ですから、そんなときに試してほしいのは、この文章の主語を「わたし」に置き換えてみることです。

「『わたし』はLINEをしてほしい」
「『わたし』はわかってほしい」
「『わたし』はそんなことをされたくない」

こんな風に「わたし」を主語にしてみることで、彼中心だった世界から、自分自身の世界に戻って来られて、自分の素直な本当の気持ちに気付くことができるはずですよ。

この、主語を自分自身に置き換えた文章のことを「アイ(わたし)・メッセージ」と言います。

自分の心の中にある思いを、「相手」を主語にする「ユー・メッセージ」ではなく、「わたし」を主語にする「アイ・メッセージ」に言い換えてみることで、こんな風に、自分自身の素直な本当の気持ちが自然と浮かび上がってくるのですね。

自分の気持ちを「アイ・メッセージ」にするのは、最初はちょっと恥ずかしくて、勇気がいるかもしれません。

でも、「アイ・メッセージ」はあなたの味方です。

「アイ・メッセージ」は、お相手に対する憤りではなく、あなたの気持ちをただ素直に表現しているだけですから、あなたを苦しめることは一切ありません。

それどころか、「アイ・メッセージ」は、あなた自身の優しくて温かい本当の気持ちを明らかにしてくれて、さらには、あなたの気持ちをお相手に伝わりやすくしてくれます。

もし、恋が思い通りにいかず苦しいと感じたときは、ぜひ自分自身の気持ちを「アイ・メッセージ」で表現して、お相手に伝えるように心がけてみてくださいね。

「どうして○○してくれないの?」とお相手を責める言い方ではなく、「わたしは○○してほしい」「○○してくれたらわたしはうれしい」という風に、自分自身の気持ちを表現する言い方に変えてみるだけで、あなたの気持ちは真っすぐお相手に伝わって、二人の絆は今よりもずっと深く強くなるはずですよ。

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