今回は､あなたが｢本当の自分｣を見つける方法についてお伝えしますね｡

｢本当の自分｣を知ることは､そのまま天職探しや運命の相手探しにもつながりますから､とっても大事なことですよ｡

さて､占い師としてたくさんのお客様にお会いして思うのは､私たちは生まれたときから､ある｢決まった形｣を持って生まれているのではないかということです｡

それこそが｢本当の自分｣と言われるものです｡

最初からその｢形｣がどんなものなのかわかっていたら､恋愛も仕事も､何も迷うことなんてなくて､きっと人生いろんなことがうまくいく……ように感じますよね｡

でも残念ながら､私たちにその｢形｣､つまり｢本当の自分｣がどんなものなのか､知らされることはありません｡

でも､自分でそれをカンタンに見つけられる方法があるんですよ!

それは､ただあなたの｢感情｣を使うだけです｡

私たちは生まれた時からいろんな感情を持っていて､自然と快不快を感じながら生きていますよね｡

たとえば､赤ちゃんは､お腹がすいたら泣きます｡

赤ちゃんは｢空腹である｣という事実にぶち当たったことで､不快を感じて泣き､そこで初めて｢空腹を『イヤだ』と思う自分｣を知ることができます｡

そうやって､最初の｢自分｣が形作られていくのです｡

同じように､あなたも生まれてから毎日たくさんのことを体験して､壁にぶち当たってはまた新たな感情が生まれて……そうやって､まるで化石を発掘するかのように､｢あなた本来の形｣を徐々に知っていくのです｡

たとえば仕事なら､自分が何の仕事に向いているのかわからないから､いろんな仕事に就いてみて､好きか嫌いか､得意かそうでないかを吟味し､細かく分析しますよね｡

これは恋愛も同じで､自分と相性のいい相手を見つけるためには､まず目の前の人とコミュニケーションを取ってみて､自分がどう感じるかを自分で知っていかなければなりません｡

もちろん､占いで､あなたがもともとどんな｢形｣を持って生まれたのか､｢本当のあなた｣とはどんな人なのかを知ることはできます｡

でも､たとえその｢形｣はわかっても､あなたが実際に､その｢形｣になるためには､自分で壁にぶち当たってみるしかないのです｡

壁にぶち当たり､壊れたり傷ついたりして､その中で自分に生まれた感情を見つけて……｡

それを繰り返しながら､本当の自分自身を少しずつ｢発掘｣していくのは､あなた自身の作業なのです｡

――人生というのは､そんな風に持って生まれた｢本当の自分｣を探しに行く作業なのかもしれませんね｡

さて､次回は､｢本当の自分｣が一体どういうものなのかを詳しくお伝えしますよ｡

お楽しみに!